グランドピアノを購入できたのは、ひとえに夫の理解があったからである。
休みの日にはグランドピアノ試弾めぐりに付き合ってくれたし、資金面でも援助してくれることになった。
こんなピアノが上手いわけでもないおばさんの、ただの趣味用のグランドピアノだよ?
しかも、貧乏夫婦。
アンタ何言ってんの?って言われるのがオチだよね、普通。
それなのに、GO!と言ってくれた夫。
ん?もしかして、下心あり?
ゴルフにもっと行きたいとか、高級クラブが欲しいとか?
う〜ん、怖いなあ、もしそう言われたらグランドピアノ買っちゃった私に断ることはできないもんなあ。笑
でも、グランドピアノ試弾ツアーの時に、「あのピアノ(Shigeru Kawai)の音が良かった」とか「あっちのピアノ(ベーゼンドルファー)はすげ〜値段してたね」とか、結構ピアノに興味津津だった。
「俺、子供の頃、ピアノが弾けそうな手をしてるねって言われていたんだよ」とか言ったりするので、「一緒にピアノ、練習してみる?やってみようよ!」って誘ったら、
「ピアノ、弾けるとかっこいいよね。やってみようかなあ。」
と前向き発言が飛び出した。
そうか、弾いてみたかったんだね!
よしよし、二人で『都庁ピアノ』デビューを目指そう!
「何が弾きたい?」と尋ねると、「クラッシックじゃなくて、ポピュラーかジャズがいいなあ」ということで、ただいま、選曲中。
新型コロナウイルスのために、『都庁おもいでピアノ』のある展望室も今は休室中だけど、その間に練習を積んでおこうね!って。