以前、AIプロジェクト『Dear Glenn』のイベントに行きそびれた話を書いた。
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AIがグレン・グールドの音源を学習してどんな曲でもグールドが弾いているように再現できるというプロジェクト。
先週のNHKの『ららら♪クラッシック』でAI特集をしていて、AIグレン・グールドを聴くことができた。
生前、グールドが演奏したことのないというフィッシャーの「音楽のパルナッソス山」から。
そこにグールドが低い椅子に座って演奏しているかのような錯覚を起こしそうだ。
しかし、ゲストの音楽家・渋谷慶一郎さんが”すごい演奏家の持つ狂気”がプラスされればもっといいとおっしゃっていたけれど、なんとなくわかる気がする。
AIはとてもがんばっていて人間的に演奏しているのだけれど、もうひとつ足りない何かがある。
グールドで言うと、演奏している時の自分の音やリズムに陶酔しきっている感だとか。
人間味なのかなあ。
鼻歌だったりして。笑
まあ、これからもっともっと進化して行くのだろうから、期待したいよね。
もうこの世にはいない人の新しい演奏を聴くことはできないから。
こちらは、AIグールドのゴルトベルク変奏曲。↓