前にも書いたと思うのだけど、私が持っているショパンのCDは、『ショパンの名曲10選』的なもので、ピアニストの名前も記されていないようなCDだ。
昨日、目覚まし音にそのCDの『ショパンのワルツ第10番』をかけてみた。
なんだか、つまらないショパンだった。
弾けない私が言うのもなんだけど、もう少し、雰囲気だして弾くものじゃないの?って。
機械が音をだしているみたいに、正確にリズムをきざんでいく。
ゆらぎ?みたいなものは全くない。
音の強弱だってあまりない。
実は、この前練習した『第3番』もこのCDに収められていて、練習に入るまでその曲を聴いた記憶がなかったの、それくらい印象に残らないピアノだった。
”上手なピアノ”と”良いピアノ”は違うのだなあと実感。
そして、どこのだれが弾いたのかわからないCDしか持っていないから、ショパンの曲にあまり興味がなかったのかもしれない、と気が付いた。
そういえば、去年だったっけ、アニメ『ピアノの森』を見たときに、『エチュードOp.10-1』ってなんてすてきなの!って一発で虜になってしまったのだった。
ショパンが好みではないということではないね。
すてきなショパンが好きなのだ。