NHKの『ららら♪クラシック Road to ベートーベン 楽聖の魂 ピアノ・ソナタ』に、ピアニストの仲道郁代さんが出演し、ベートーヴェンについていろいろお話しされていた。
今まさに、私はピアノ・ソナタ8番『悲愴』第2楽章を練習中なので、とても興味深く見ることができた。
ベートーヴェン の音楽は哲学だって言われているんだね。
楽譜に記された音符のモチーフを論理的に読み取って、そこから感情を想像するなんて、音楽ってもっと、感覚的なものなのかと思っていたので、驚いた。
そして、ベートーヴェン にますます魅力を感じて、もっと知りたくなった。
ピアノの練習もしたいけど、”音楽の勉強”もしてみたい。
どんな分野もそうだけど、深く掘り下げて行くのって面白いもんね。
大人になってから、ピアノだの、勉強だのってやる気が湧いてくるのってなんだろうね。
老い先短くなって、ああ、何かやらなきゃ!とか本能的に焦っているのかな?笑
そうそう、仲道さんが話していたピアノのペダルのこと。
『月光 第1楽章』の冒頭でベートーヴェン の楽譜には「ペダルは踏みっぱなしでね!」って書いてあるけれど、それは当時のピアノ(今とは違って響きが短い)だからであって、現代のピアノでそれをやると音が濁りまくりになる。
それで、ペダルの微妙な操作が必要になる。
ダンパーが弦に触れるか触れないかみたいなところを狙ったり、でもそれは、ピアノ自体やホールの状態などで千差万別となり、一律にこれくらい!っていうことにはならないらしい。
音を聴いて即時に足で操作する!!すごい!
私なんて、「踏む!」「踏まない!」の操作でさえ、他に気を取られると踏まないところで踏み、踏むべきところで忘れる、といった事態になるんだもん。
もう、問題外だわ。ガッカリ。
でもでも、がんばって練習すれば、いつか手足が思い通りに自由に動かせるようになって、ベートーヴェンのピアノ・ソナタを弾きこなすことができるようになるかもしれない!
私の"Road to ベートーベン"は、始まったばかりだもんね!
仲道郁代さんの素敵な『月光 第1楽章』聴き惚れる〜!