父が手術入院することになり、母を介護するために愛知の実家に帰省していたが、17日ぶりに自宅に戻った。
行きは、浜松駅にあるShigeru Kawaiを弾きたかったので東海道新幹線を使ったが、帰りは東京を通りたくなかった(コロナ渦だからね)ので、少し時間はかかるが長野経由で埼玉へ。
名古屋から『特急しなの』で長野に行く途中、車内アナウンスが入って、川の水がきれいなエメラルドグリーンの『寝覚の床』を見ることが出来たよ。
わざわざ少し列車のスピードも落としてくれるのね〜。
写真を撮れば良かったと、後で気がついた。
老老介護の父母を思うと、やるせない気持ちでいっぱいになるけれど、意外にも私の初めての長期不在で不安定になっているという愛犬のことも気にかかる、そんな気持ちで列車に乗っていた。
それに、帰省中ほとんどピアノに触れていないことも怖かった。
こんなにサボったのは、ピアノを再開して以来初めてだ。
指、動かないだろうなあ。
ショパンの暗譜も忘れちゃったかもしれない。
あんなに練習してやっと覚えたのになあ。
あれこれ不安がいっぱいなのだけれど、でも、大抵のことはなるようにしかならないのだ、と自分に言いきかせる。