若い頃は、占いがとても気になった。
テレビや雑誌のなんとか占いだとか、細木数子の六占星術とかね、結果に一喜一憂していた。
しかし気づけばいつの間にやらそういうものに一切興味がなくなっていた。
せいぜい、週に一度の「たなくじ」くらいかな。
いや、あれは占いとは違うか?笑
昔、手相を見てもらったことが何回かあって、その度に「長生きするよ」と言われ、自分は早死にする気がしなかった。
50歳になった時、おお、ようやく人生折り返し地点か〜!って思った。(100歳まで生きる気満々・笑)
しかし、あっという間にアラカンである。
ここのところ、体調に難ありなことが続いたりしたせいか、少々弱気になっている。
母親の介護現場を目の当たりにしたこともきっかけとなって、自分の老後をどんなふうに生きるかを考えるようになった。
まず始めたのが、朝のテレビ体操。
これは自分でも意外なくらい続いている。
一度だけ目が覚めたら終わっていたという日があったけれど(笑)、それ以外は特に起きるのが億劫とかいうこともない。
おそらく、ぎっくり腰や五十肩など、自分の体が若くないことを痛感したせいで、切羽詰まっているのかもしれないなあ。
今日なんか、ジャパネットのテレビショッピングで紹介されていたエアロバイクを興味津々で見ていたら、夫に「引きこもりのsobakoにはもってこいのマシンだね」と言うので、「買ってくれるの?(ハート)」と聞いたら、「いや、そういうことでは・・・」と濁された。
なので、「そうだ!ボーナスが出た息子におねだりしてみよう!」と言ったら、夫は「ひどい親だなあ」とニヤニヤ。
「でも、将来、かーちゃんが介護状態になるよりマシじゃん!今のうちに投資してもらおう!」と私が言うと、夫は「そうだな、じゃあ俺も介護状態にならないように、ゴルフにたくさん行かせてもらおう!」って。(いや、ゴルフは便乗でしょ???)
まあ、歳とともに健康志向になるのは、世の常だわね。
そして、二つ目は、断捨離。
グランドピアノを買った時にもずいぶん断捨離したんだけれど、さらに物を減らすことにした。
今回は、この1年着なかった服の処分と趣味の道具の処分。
服はね、もともとそんなにないのだけれど、それでも、来ていないものが少しあって狭いクローゼットを占めていたので。
趣味の分野はレザークラフトと手芸の道具と材料。
布も毛糸も革も思い切って捨てたのだけど、レザークラフトの道具はただ捨てるのも勿体無いかなあと思案中。
最低限の裁縫箱だけは残す。
老後の趣味は「ピアノ」と「読書」の二つに決めた。
と言いながら、捨てられないものが一つある。
60色の色鉛筆。
これは、以前持っていたものを使わないからとメルカリで売ったにも関わらず、また買い戻したのだった。
でも、使っていない。
でも、捨てられない。
綺麗な色とりどりを見ているのが好き。(観賞用???)
いつか、もっと婆さんになった時に、ピアノと読書の合間に塗り絵でもしようか。