朝の番組『スッキリ』で、パラリンピックの開会式の演目「片翼の小さな飛行機」の主人公を演じた和合由依さんの「どうしたら緊張しないでできるのか」という質問に、司会の加藤さんが「『スッキリ』では緊張したことがない」と言って、その方法を紹介していた。
加藤さんが緊張しなくなった考え方というのが、「自分をよく見せよう、上手く見せよう」と考えないで、「今の自分はこうだよ、これでしかないんだよ、そして、それでいいんだよ」と考えるようしている、というもの。
ほー、確かにねえ。
自分の実力以上によく見せようとするから、緊張するんだね。
と、そういえば、この春あった私のピアノ発表会。その時、加藤さんのいう考え方に私もなっていたような気がする。どうあがいても、実力以上に弾けることはないんだから、これが今の私だよって思ってた。だから、思ったより緊張も少なかったのかも!
ピアノ発表会って、自分がこれまでやってきた練習の成果をお披露目する場所だもんね。それぞれ、完成度合いが違って当然。うまく行っても、行かなくても、それがその時の精一杯なんだからね。
加藤さんの考えを聞いて、私の考え方は間違ってなかったなあってうれしかった。
そりゃあ、発表会で素敵にみなさんに聴いてもらえたら嬉しいけれど、それは、発表会当日に考えることではなくて、その日までにどれだけ自分が努力できたかどうかってところに問題がある。その日までに、自分なりに一所懸命やってこれたなら、あとは、それを披露するのみ。何も余分なことは考えず、弾くだけで良いのだ。
《今日のひとコマ》
いろんなところに入りたいKさん。