『ゴルトベルク変奏曲』に出会ったのが2015年。きっかけは清水靖晃&サキソフォネッツ。
その後、この曲の虜になって、色々な楽器の演奏曲を購入した。弦楽器、ピアノ、アコーデオン、オルゴール、などなど。
その中でもピアノではいろいろな人の演奏があり、当時の私はピアニスト自体もあまり知らなかったので、さて、誰の演奏にしようかなあってAmazonを彷徨っていた。すると、ゴルトベルクならグールドでしょ、みたいな、そんなレビューをたくさん目にした。私的には、グールド?どちらさんですか?って感じだったのだけど、ま、レビューを信じて買ってみた。
私は寝る前に本を読みながら音楽を聴くことをよくする。その日も届いたばかりのグレン・グールドのゴルトベルクを聴いてみることにした。イヤホンで何気なく聴いていたのだが、ん?ちょっと待て?本を閉じて耳に神経を集中させる。
えええ?!な、なんか、おじさんの唸り声がする!
グールドの演奏は初めてだったので、彼がハミングしながら演奏をするということを全く知らず、まじで怖かった。私は心霊現象は全く信じていないが、流石にその時は一瞬頭をよぎったくらいだ。その後、ネットで調べてグールドの歌声だと知って、さらに驚いたよね。だって、クラッシックだよ、歌いながらって…。
まあ、今ではそれも、ああ聞こえる聞こえる♪って楽しくなるんだけどさ。
どんな人なのかな?って調べてみたら、あんな低い椅子に座って演奏してるし、只者じゃないよね。笑
それでも、なんだか、とってもチャーミングに思えるから不思議。
うちの夫は『変なおじさん』って呼んでるけどね。
そんな衝撃的な出会いから、まる6年。今では私は立派なグールド・コレクターになりつつあるのだ。笑
私の超おすすめ『ゴルトベルク変奏曲』3枚。
↓やはりピアノと違って、弦楽器だとパートがはっきりしてわかりやすいよね。
↓もう、サキソフォンが美しすぎるっ!
↓おっさんの唸り声も、そのうち必要不可欠に?!1955年録音と1981年録音、全く違うの。いろんな弾き方があっていいんだなあって思ったよ。