私が最初に買ったピアノは2019年7月「Kraus」という日本製のアップライトピアノで、30〜40年くらい前のものだった。
2020年4月、グランドピアノがどうしても弾きたくて、「YAMAHAのC1X」に買い替え。
そして、2021年12月、考えた挙句に再びアップライトピアノに戻した。
現在は「KAWAIのC-880F」という高さ115cmの小さなピアノを弾いている。
この小さなピアノ、小さくても立派にデカい音が出る。
さすが、生ピアノ、である。
しかしなんだろうね、グランドピアノの方がアップライトピアノよりも音量が大きいと言われているのに、私の体感では、違ったんだよね。
最初に買った「Kraus」の時は、初めてのアコースティックピアノということもあって、あまりの音のデカさに驚いた。
で、近所迷惑になるんじゃ?とビビって、防音パネルを購入し、響板にフタをした。
実際に防音パネルで音はずいぶん小さくなったし、自分自身も生の楽器の音にだんだん慣れてくる。
そしてもっと音が大きいと言われるグランドピアノに手を出したのだが、家にやって来たグランドを弾いて思ったのは、
「あれ?音、思ったより音が小さい?」
だった。
確かに「Kraus」は、よく鳴るピアノだったけれど、「YAMAHA C1X」はグランドの中でも一番小さいサイズとはいえ、グランドはグランドのはず。
でも、弾いているうちに徐々に音が響くようになってきた。(調律師さんにも新品ピアノはだんだん音が響くようになりますよ、って言われていた)
そして、今、家にある「KAWAI C-880F」は、小さな新品アップライトなのに、最初から音がデカイのだ。
うーむ。
素人考えかもしれないけれど、響板の位置というか、向きが原因だろうか?と思う。
グランドピアノの響板は水平な向きなので、音が床と天井に向かって響いて部屋全体に回るのではないか?
アップライトピアノの響板は、床に対して垂直で、そして壁際に置くから、まず後ろの壁に音がぶち当たってダイレクトに奏者に返ってくる気がするんだよね。
悪く言うと少しうるさい。
しかしこれはピアノだけの問題でもなくて、部屋の問題もあるのでは?とも思っている。
私の部屋はベッド以外には家具はなく、壁がそのまま音を反射しているのだと思う。
とにかく、今のままだと、そのうち少々音に疲れそうなので(今はバッハを片手練習中なので、全く大丈夫だが・笑)、吸音材なるものを購入してみた。
「Kraus」の時に買った防音板はメルカリで売り飛ばしてしまったので手元にないというのもあるが、せっかく響いている響板にフタをするという選択は、今の私には考えられない。
音がこもって美しくないからピアノがかわいそう。(まあ、ご近所からクレームが入れば仕方ないけど、幸いうちは今のところないので。)
購入した吸音材は、まだ届いていないのだけれど、とりあえず、ピアノの真後ろの壁に貼ろうと考えている。
どれくらいの効果があるのか、ちょっと楽しみ。
買ったのはこれ↓