ここのところ、ピアノの練習がどうも億劫になっている。
いったん弾き始めると小一時間集中してできるので、なぜこうも億劫な気持ちになってしまうのか、わからない。
まさか、練習嫌いの子供の頃に戻ってしまったのか?
前にどこかで、掃除ができない人っていうのは、完璧を求めてしまうからだというのを聞いたことがある。
①完璧にきれいにしたい
↓
②時間と労力がかかる
↓
③疲れてしまう
次に取り掛かるときに、②と③を思い出してしまい、億劫になってしまう。
そして、先延ばしにしてしまう。
これをピアノに当てはめてみると、
①完璧に弾けるようになりたい
↓
②長時間集中してしまう
↓
③疲れてしまう
それに加えて、ピアノの場合、
④弾けるようにならなくて、達成感がえられない
というのが加わって、こりゃあ、やる気も失せるわな。
掃除は時間がかかって疲れても、『ピカピカにきれいになって気持ちがいい』というご褒美がある。
それでもやっぱり、ピアノを弾けるようになりたいので、なんとかがんばって続けたい。
で、考えた。
①練習時間を短くする。
弾き始めると1時間以上弾いてしまうので、多くても1時間以内として、疲れないうちにやめる、ピアノを時間泥棒にさせない。
もっともっとピアノ練習時間がほしい!と思っているピアノ学習者の人に「なに贅沢なことをいってんの?!」と怒られそうだ。
②毎日する
毎日、最低10分だけでもピアノを弾いてみよう。
まあ、10分だけ、と考えると、ハードルは低い。
今は一週間に2日くらいサボっているので、毎日の習慣にしたい。
短い時間でも毎日弾く方が、たまに長時間練習するより成果が上がるらしいしね。
にしても、私の長時間というのは、せいぜい2時間くらいのもので、お恥ずかしい限りだけど、まあ、ひとそれぞれだもんね。
練習時間についても、その成果についても、人と比べても仕方がない。
パルティータ1番プレリュードは、ようやく両手で超ゆ~~~っくり弾けるようになってきた。
この曲は、さわやかで明るい気持ちにさせてくれる曲だなあと思っていたら、バッハが誰かの赤ちゃん誕生祝いに贈った曲だとネット記事で読んだ。
確かに、そんな新しい命のみずみずしさが感じられる。
暗譜までがんばって、レパートリーにしたいなあ。