夏休みの宿題は最終日に慌ててやるタイプの私なのに、今月分の在宅ワークがすでに終わっている状態で、なんと月末までのんびりできそうなのだ。
月の半ばに実家に帰る予定があったので、前倒しで仕事に取り組んでいたおかげ。
さて、何をしよう?
仕事がないから、心置きなく好きなことが出来る。
これってイイね!
心の片隅に仕事が引っかかっていると、楽しめないもんね。
とりあえずメルカリで本を3冊購入。
その後Amazonから、私の大好きな作家・木内昇さんの新刊が出たというお知らせメールが来た。
『かたばみ』¥2,585
1年前、北海道新聞に連載されていたことを知って、WEB会員になり読もうと試みたものの、最初から通して読むことができなかったので、単行本になるのを待っていたのだった。
それにしても単行本って高くなったねえ。
kindleでも¥2,326
案外kindleって高いんだよなあ。
装丁も何もないんだから、もう少し安くても良いのでは?と思うのは私だけかしらん。
でも木内昇さんの小説は最高♪なので、高くても買うんだけどさ。
今まで読んだ木内さんの小説の中で一番好きなのは『櫛引道守』。
読書メーターに投稿した私のレビューはこちら。
幕末、お六櫛を代々受け継ぐ職人の家に生まれた登瀬。女ながらに父の職人技に憧れ続け、櫛引きになるための努力を重ねる登瀬をじっと見守る父。女が仕事を持つことの難しい時代に、娘の幸せを考え悩む吾助の気持ちが痛いほどわかる。他にも登瀬の周りの人々や時代背景などから、静かな文章の中にも激しく揺れ動いている様が感じられて、一気に読み終えた。
是非とも多くの人に読んでみて欲しいなあ。